仙台公演千秋楽

「土神ときつね ふたりのケンジ」千秋楽が無事終了しました!!何というか、お客様が入ったときの役者3人と、楽士の純さんの集中力がすごい!!気迫のこもった舞台でした。そして今回、「芝居を初めて見ました」「賢治が好きで観に来ました」というお客様がとても多くいらっしゃいました。そういう方ほどアンケートを丁寧に書いてくださり、お言葉にとても励まされました。芝居づくりをしていると、「こんなことやっていて意味があるのだろうか」「このような作品を世の中に提示する理由はなんなのだろうか」等、妙に哲学的に悩んじゃうものです。こういうものをつくりたい、やりたい、という思いはあれども、それがただの自己満足や自己陶酔ではない、という保障はどこにもないわけです(実際そういう側面ももちろんあるし)。最後にお客様に手渡す瞬間までわからない。芝居のこわさでもあり、面白さでもあります。

公演は東京・鶴岡・大阪と続きます。会場も変わりますし、お客様も変わります。また、稽古を重ねれば芝居も変化していくことでしょう。さて、もう一度台本の構成も初心に帰って見直そうかな。