人と会うこと。

 昨日、「仙臺まちなかシアター」のファイナルステージの会場となる、ダ・ジェンナーロさんにランチを食べに行ってきました。完成したチラシをお渡しし、オーナーの高木さん(入口でピザを焼いている方です。イケメン。)とお話してきました。やはり新型コロナウイルスの影響は出ており、年度末に入ってくる送別会関係はキャンセルが続き、大変だとおっしゃっていました。エレクトロンホールのすぐ裏手、という本当に仙台のまちの真ん中にあるお店、確かに通常なら送別会やら女子会で利用される方は多いと思います。私達演劇人も、芝居ができなかったら商売あがったりですが、飲食店さんもそれは同じで、お店を開けられなかったり、開けてもお客様がいらっしゃらなかったりしたらピンチです。これから補償はどうなっていくのだろう、と思います。
 全然話が変わるのですが、私はもともと人見知りが激しく、知らない方に電話一本かけるだけでも心臓がバクバクです。昨年3月までは決まったメンバーとある程度決まった組織体系の中での仕事をしていて、それはわりと大丈夫で自分の思ったこととか言えるのですが、知らない方へ電話したリ、ましてやお願い事をしたりする(いわゆる営業ですね)なんて、もう最も苦手分野です。ですから、今回「仙臺まちなかシアター」を企画するにあたって、正直その営業的な部分は、誰かにお願いできないかな~と思っていたわけです。でも、予算ゼロからのスタート、頼みの相方は2月末まで公演が続いてずっと不在、ということで、意を決して自ら営業していきました。もう、ホントにね。不眠症ですよ。「なんて言おう」「断られたらどうしよう」「嫌な顔をされたらどうしよう」こればっかりでした。新しく人と出会うのって、エネルギーがいるし、けっこう大変です。でも、私は昨日、ダ・ジェンナーロで高木さんとお話して、とても元気が出ました。でも、今世の中が大変なことになっていて、家で仕事をしながらニュースを見ていると、どんどん不安になってきてしまいます。苦境の中でがんばっているのは誰もが同じです。だったら、家で悶々と不安がっているよりは、「大変だね」「どうしてる」「とりあえずこうやって乗り切るしかないですかね。」と、顔を合わせて話した方がよい。そして、もしかしたら実現できないかもしれないことでも、やはり”これからのこと”を話したほうが精神衛生上よいように感じます
もう、月1回宅飲み会でもしようかな、と思う今日この頃。本日は午後から、1回目が中止になってしまった「子育て色々シェアリング」の今後についての話合いです。「中止か」「延期か」ではなく、何かよい形で進める方法はないか、みなさんと一緒に探ってきたいと思います。