ひな祭りと胃腸炎

昨日夕方。長男次男が「うちはまだ、おひなまつりしてないね…」とおっしゃるので(??男子なのに?)実家の母と相談して、急遽おくればせながらのお雛祭りをすることになったのです。幸い姪っ子ちゃんがいるので、雛人形の相続相手が無事誕生し,母も毎年7段飾りを実家に飾ってくれるのです。が、向かう道中、突然すごい吐き気が!一旦車を止め、その場は持ちこたえたものの、とりあえず自宅に戻り、子ども達だけ夫に頼んで送ってもらいました。そしてそこからが地獄。トイレに2時間近く立てこもり、「これは救急車か…でも電話まで這っていけない…」と悶絶しているうちに、だんだん意識が遠くなってきました(というよりは、嘔吐地獄に疲れ果てて眠くなってきた)。ソファーまでなんとか這うようにして行き、猫とともにぐったり1時間ほど寝たら、吐き気も治まり、胃痛はするもののひと段落。やれやれ。

私は逆流性食道炎の持病があり、ストレスがかかる状態が長かったり、ちょっと食べすぎ飲みすぎになると、なんとなく胸がつかえたり、とにかくすぐ胃腸器系にくるのです。が、こんなに嘔吐したことはなく、ノロウイルスかロタウイルスか??と最初は思いましたが、2時間ぐらいで治まったのでは大丈夫だね、と本日病院で言われ一安心。弱っているときに何か組み合わせが悪いものを食べたのでしょうとのことでした。

下の子を妊娠中、切迫流産の診断で自宅安静中だった一昨年3月。やはり実家でひな祭りをしようと上の子と約束していて、実家の母にひな祭りのお寿司を作ってね、と頼んでいたのです。その日の午前中の検診で”緊急入院”となり、夫と上の子はその日から私の実家に居候することに。私はこれからしばらく入院して上の子と離れてしまうのが申し訳なくて申し訳なくて、一晩中病院で泣き明かしたのでした。今ではその時のお腹の子はすっかり大きく可愛く(太く)なり、みんなに愛嬌をふりまいて我が家の宝物ですが、当時は(二人目なんていないほうがよかったのでは…)なんてひどいことを本気で思ってしまったこともありました。ひな祭りの季節になると、その時のことをほろ苦く思い出します。そして今年もまた、母のお雛様寿司にはありつけなかった私。電話で「来年もあるよ!」と話す母の声を聞いていたら、なんだか涙が出そうになりました。体調不良のときや、気持ちが弱っているときに母や父の声を聞くと、私は今でもちょっと泣きそうになります。子どもの頃に気持ちがもどってしまうのでしょうね。そしてお母様…ひなまつり寿司に目(胡麻)と髪の毛(のり)をつけてください!コワいっす…