仕込み開始です!

いよいよ今朝から仕込みが始まりました!夕方から舞台美術の鈴木裕太さんが来てくださり、これは!という予想以上にワクワクする舞台装置の組み立てが始まりました。

 小屋入りしてからの時間がとても好きです。一緒に作ってきた仲間同士しか共有できない、独特の密な空気や時間の流れがあると思います。自分の出番やできる仕事がないときでも、とにかくずーっと小屋にいたい。そんな感じです。

今ではそれは叶わぬこととなりました。演出なのに稽古の最後までいられない。具合が悪くなられたら、すべてそこにスケジュールを合わせないといけない。どんなにやらなけらばならないことが差し迫っていても、早朝起床や食事作りなどの家事をスルーできない。「いいよ、あがって(先に帰って)。」と言われると、ありがたい反面、非常にもやもやしたものが残る…。稽古後のちょっと一杯、初日乾杯!などは夢のまた夢です。…子育てをしながら芝居をする、というジレンマです。「じゃあ、子どもが大きくなるまで待ってからやればいいじゃん。」と言われそうですが、今、どうしてもやりたいんだから仕方ありません。また、もし子どもがいなくて自分の時間を自由に芝居につぎ込めたら、いいものができるか、というと、そうでもないように思います。役者さんやスタッフさん、そしてウチの家族には多大な負担をおかけして申し訳ないと思いつつ、少ない時間と闘いながらもがいてもがいて作品作りをしたことが、きっといつか大きな糧になる!はず!と信じて、明日もがんばります!